こんばんは!
昨日の投稿では 書ききれなかった
細かなところを 補足という形で
補いたいと 思います!!
初めて見る方は 本編を見てから
この記事を読んでね!!
それでは 始めます。
まずは「 20 % の卵黄液」
この説明をします!
20 %の濃度の卵黄液
(卵の黄身が入った液)を作るんだけど
次に 洗った卵を 70 % のエタノール
(アルコール)に 30 秒 浸漬させるか
もしくは エタノールを 噴霧後に
火炎滅菌をします!
※火炎滅菌に ついては
を見てね!
何で ここまで 卵の表面(殻)の
殺菌をするのか というと
付いているかも しれないからです!
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ここからは 検査室によって
色んなやり方が あると思うけど
僕らは卵を シャーレに割って
滅菌した ピペットで 卵黄部分を
10 mℓ 採取します!!
これを予め 滅菌された
生理食塩水 40 mℓ と混合します!
※生理食塩水に ついては
を見てね!
これで50 mℓの卵黄液の完成です!
※生理食塩水 40 mℓ + 卵黄 10 mℓ =
50 mℓ(50 mℓ中の 20 %が 卵黄)
そして 次の工程はこうだ!!
検査の準備の時に マンニット食塩培地
を純水(精製水)で 溶かしたよね?!
※詳しくは 本編を見てね!
あっ!培地は 滅菌して!!
※滅菌に ついては
を見てね!
この滅菌したマンニット食塩培地に
20 % に 調製した卵黄液が 更に
10 %の濃度になるように混合するよ!
例えば 培地が溶けた 純水を
180 mℓ 用意したと すると
20 mℓ の卵黄液を 混合します!
180 mℓ + 20 mℓ = 200 mℓ
ってことは 200 mℓ の内の
10 %(20 mℓ)が 卵黄液になるよね?!
これで 200 mℓの
卵黄加マンニット食塩培地が完成だ!
次に「卵黄反応」の説明をします!
黄色ブドウ球菌が「陽性」だと
こんな感じの コロニーが出来ます!!
※コロニーについての説明は
を見てね!!
ここで 注目して 欲しいのが
まずは 培地の色です!!
※卵黄反応とは 関係ないけど
一応 説明して おきます(笑)
黄色ブドウ球菌が「陰性」だと
培地は こんな色を していますが
「陽性」だと 上のイラストみたいに
培地が 赤色 ⇒ 黄色に 変化します!
これは 黄色ブドウ球菌が
マンニトール発酵 というものを
行う過程で 酸を産生して
培地のpHを 酸性にするから
色が黄色に 変化するんです!!
そして いよいよ ・・・
卵黄反応の説明ですが
卵黄反応(レシトビリテン反応)が
あると リパーゼと レシチナーゼの
酵素反応が 現れます!!
まずは リパーゼ反応が 現れ
(コロニーの表面に 光沢が出る)
次に レシチナーゼ反応が 現れます!
(コロニーの周辺が 白濁する)
この 2 つの反応が 両方 出ることを
卵黄反応と 呼んでいて
黄色ブドウ球菌の
典型的な コロニーです!!
そして ダメ押しで
培地が黄色に 変化しているなら
ほぼ間違いなく 黄色ブドウ球菌
「陽性」ですが・・・
念のために コアグラーゼ試験という
試験を行って「陽性」を確認する
必要があるよ(汗)
ということで 検査の補足を
終わりにします!
難しい記事に お付き合い頂き
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どうして?説明が難しいのに 微生物検査の記事に挑戦するのか??
知ってた?黄色ブドウ球菌以外にも ブドウ球菌って居るんだよ!
まだまだ!
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