こんばんは!
今回も疑問解決シリーズの投稿です。
毎回 重複した説明になりますが・・・
初めて この記事に辿り着いた方は
??ってなると思うので
お付き合い下さい(汗)
このテーマは
検索された キーワードから
知りたかったであろう 答えを想像して
勝手に答える と いうものです(笑)
それでは早速!
検索ワードに答えていきますね。
「大腸菌群と大腸菌の違い」
大腸菌と 大腸菌群??
名前は似てるけど・・・
呼び方を分けているから
違う種類の微生物だと思うよね(汗)
実は・・・
大腸菌も大腸菌群も
一つの微生物を指す言葉ではなくて
複数の微生物の総称なのです。
大腸菌には O-157 など
色んな種類の微生物が属しています!
そして・・・
「大腸菌を含む」もっと 大きな
グループが大腸菌群なのです。
だから 大腸菌群には大腸菌である
O-157 も含まれているんだよ。
大腸菌群っていう
微生物の集まりの中に
大腸菌が属してるって感じです!
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「交差汚染 二次汚染 違い」
交差汚染も二次汚染も
微生物に汚染されるって意味では
同じことなんだけど
同じ 汚染でも交差汚染は
汚れたものと「接触」することで
汚染されることを指します。
二次汚染は一度キレイになったものが
「もう一度(二次的)に」
汚染されることを指します!
だから 交差汚染は汚染された「原因」
二次汚染は汚染された「タイミング」
って 覚えておくと イメージしやすいかな。
二次汚染の原因は 交差汚染だった
みたいな使い方も出来るよね(笑)
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「微生物検査で一般生菌ででなく大腸菌群はでるのか」
結論から言うと・・・
「検出されることもあります!」
ただ 理論的には一般生菌に
大腸菌群も含まれている?ので
かなり 確率は低いですよね(汗)
考えられる可能性としては
たくさんの種類が居る大腸菌群の中で
一般生菌の培地では増殖しないけど
大腸菌群の培地では増殖する
凄く 変わり者の大腸菌群を
たまたま 検出してしまった!
っていう事だと思います。
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僕も実際に同じような経験をしたから
ありえる事なのは間違いないです!
標準寒天培地の温度が高くて
混釈した時に 殺菌してしまった・・・
とかはなしね(笑)
「菌数の書き方」
例えば 100 倍希釈で微生物を培養した
シャーレをカウントして
コロニーの数が「158」だったとすると
有効数字が 2 桁だから 四捨五入して
「16,000」という数の微生物が
検出されたことになります。
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微生物は 10 の○○乗で表すので
1 万 6 千 = 1.6 万 = 10 の 4 乗
だから 1.6^4 CFU/g と書きます!
??だよね(汗)
もう少し詳しく説明すると
10 の 2 乗は 10 × 10 = 100
10 の 3 乗は 10 × 10 × 10 = 1,000
10 の 4 乗は??
10 × 10 × 10 × 10 = 10,000
ってことは 1 万は 1.0 × 10 の 4 乗だよね?
じゃあ 16,000 は?
1.6 × 10 の 4 乗 = 1.6^4 になるよね。
CFU/g の意味は
Colony Forming Unit の略で
微生物は凄く小さくて
肉眼では見えないので
培養で数を増やして 微生物を
一つの塊(集落)にしています。
この塊をコロニーと呼んでいて
たくさんの微生物が集まっている
集団を僕らは肉眼で見ているんだ。
だから シャーレで確認 出来る菌は
1 つの微生物ではなくて
集団なので カウントした結果も
コロニーの数って意味で
CFU って書くんだよ。
/g は 1 g 中にって 意味です。
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1.6^4 CFU/g は 1 g 中に
16,000 個のコロニーがあるって
ことになるから デンジャラスだよね(笑)
「工場の配管で微生物が発生しやすい温度」
色んな微生物が居るから
一概にはなんとも言えないけど
一般生菌の培養温度になっている
35 ℃ ± 1 ℃ (34 ~ 36 ℃)ぐらいが
1 番増殖しやすい温度帯なんじゃないかな?
夏場の配管だとちょうど
36 ℃ ぐらいになるもんね(汗)
その配管を通った水で
洗浄したりすると
気をつけてね!
余談だけど 一般生菌の培養温度が
35 ℃ ± 1 ℃ になっているのは
人の体内に入った時の事を
想定しているんだよ。
という事で 今回は
5 つの検索ワードに
勝手に 答えてみました!
それではまた次回お会いしましょう。
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