温度と微生物

微生物と温度の関係!!

今日は「微生物」と「温度」の

関係性について 解説します!!

 

細菌(微生物)には 増殖 (ぞうしょく) できる

温度帯があって 大きく

 

低温細菌 (ていおんさいきん / 中温細菌 (ちゅうおんさいきん / 高温細菌 (こうおんさいきん)

3 種類に分けられています。

 

 

低温細菌は 10 ℃ ~ 30 ℃付近で

よく増え 快適な環境が

20 ℃以下の菌は「好冷菌 (こうれいきん) 」と

呼ばれています!

 

ちなみに 菌にとって

快適な環境のことを

専門用語で「発育至適温度 (はついくしてきおんど)

って言うよ!

 

 

次に 中温細菌( 20 ℃ ~ 40 ℃ 付近で

よく増える)ですが

僕らは この細菌を 微生物検査

ターゲットにすることが 多いです!!

 

それは・・・

 

 

食中毒の原因になる細菌に

中温細菌が 多いからです!

 

 

このブログでも 名前が出てきた

大腸菌腸炎 (ちょうえん) ビブリオ黄色ブドウ球菌

中温細菌です。

 

 

そして 高温細菌(好熱菌 (こうねつきん) )ですが

55 ℃以上の温度帯で

よく増える菌を 指します。

 

 

中でも 快適な温度環境が

80 ℃以上というとんでもない

菌も居て「超好熱菌」と

呼ばれています・・・

 

 

暑がりにも ほどがあるよね・・・

 

 

すべてが 食中毒関係する

菌という 訳ではありませんが

 

細菌は 10 ℃ ~ 60 ℃付近の温度帯なら

増えてしまう ということなんです()

 

 

なので 10 ℃以下まで

よく冷やし込むことが

 

細菌を増やさない 方法の 1 つです!

 

このブログを 読んでくれてる

あなたなら もう知ってるよね!

 

 

冷凍食品賞味期限が長いのも

冷やし込んでいる からなんだよ!!

 

っていうか 凍ってるし(笑)

 

 

ただ 菌が死んでいる 訳ではないから

食材の温度が上がると

また増えだすよ・・・

 

 

だから食材は

常に冷やしておいてね!!

 

 

細菌も 僕らと同じで

寒いのと 暑い(熱い)環境が 嫌いだし

快適に感じる 温度があるんだね。

 

だからと言って

愛着 (あいちゃく) () きませんけど(笑)

 

 

最後に 食中毒菌が多い

中温細菌ですが 35 ℃前後の温度帯が

1 番ハイテンションです!!

 

ノリノリで 増えていきます・・・

 

 

検査で微生物培養 (ばいよう) するときの温度が

35 ℃なのは 微生物が増えやすい

温度帯だからなんだ!!

 

微生物にとって 快適な環境で

検査した結果 じゃないと

微生物は居ません!!

って言えないよね??

 

 

ちなみに 35 ℃前後って・・・

 

 

夏場の気温が 高い日(猛暑日 (もうしょび) )は

それぐらいの 温度になるよね??

 

僕らにとっては 暑くて

大変な日でも 微生物にとっては

リゾート気分なんだ!!

 

 

だから夏場は特に!

食材の温度管理に 気をつけて!!

 

ちょっと油断 (ゆだん) すると

食中毒菌が ノリノリになってるよ(笑)

 

 

食材を冷蔵庫に入れる!

たった それだけのことで

食中毒菌を 増やさないことが

出来るんです!!

 

 

ここまで読んでくれた

あなたの家の食卓には

 

前日から 冷蔵庫に入れずに

作り置きしている

料理とかはないよね??

 

本文の終わりを示すイラスト

 

まだまだ!

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