食品工場は こんな所!シリーズ
(設計 設備編) も
この投稿で 3 回目になります。
頭の中で 工場の風景を
思い浮かべながら
ブログを 書いているんですが
文章にすると改めて
色んな管理や
工夫をしていることに
気付くことができ!
普段 当たり前に 見えてた景色も
立ち止まって 見てみると
また違った風景に 見えるものです。
【設計設備編の目次】
1. 構造や室温
2. 壁の素材や床面の形状
3. チラー水や殺菌水
4. ゾーニング
5. 扉や照明関係
※リンクをクリックすると 気になるタイトルから読めます!
さあ!始めます!!
食品工場には
「チラー水」と呼ばれる
すごく冷たい水を工場に供給する
大きな 機械があります。
※すべての食品工場に
当てはまる わけでは ありません。
チラー水は なんと!
夏でも平均して
「 4 ℃」以下の水が出るんです!!
食中毒の菌は 基本的に
「 10 ℃」以下になると
増えにくく なるので
チルド(冷蔵)食品は
10 ℃以下に 冷やし込むことが
推奨されています!
※関連記事
ちなみにチラーは
主に冷却に使うことから
chill:冷やす ⇒ chillerと呼ばれ
chilled商品の製造に使われてるよ!
これで もう覚えたよね!?
話は戻りますが以前、夏場に
チラー水の機械が 故障したので
「氷」を使って水の温度を
下げようとした事があったのですが
半端じゃない量の氷を使いました(汗)
加工作業を している部屋に
1 日に 750kg もの氷を作れる能力の
製氷機があるんですけど それでは
間に合いませんでした・・・
夏場に水を 10 ℃以下にするのって
すごく大変で(汗)
チラー水から 出てくる 4 ℃の水は
そ~と~冷たいです!!
そして・・・
食品工場では
「次亜塩素酸ナトリウム」という
塩素系の 殺菌水を使用して
殺菌作業をしています!
ハイターなど 漂白剤に
含まれている成分です。
殺菌作業についての 解説は
ついに出た!!食中毒防止の三原則<やっつける> を見てね!!
ただ、この殺菌方法は
決められた 濃度になるように
次亜塩素酸ナトリウムを
水で薄める 必要があり
濃度に バラツキが出る
可能性があります・・・
そこで!電解次亜水という
予め設定した 濃度の殺菌水が
工場にある どの蛇口からでも
出るように 出来る!
便利なものが あるので
この電解次亜水を
使用している 工場も多いです。
食品工場の 天井裏では
今回紹介したような
色んな 機能を持った
水の配管が 大渋滞しています(笑)
と言うことで この続きは
で紹介したいと 思います!
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まだまだ!
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