こんばんは！
今回も 熱の伝わり方と
微生物制御について 解説します！
前回は 伝導について 話をしたよね？
気になる 今回は・・・
対流についてです！！
って タイトルに
書いてるやないか～い(笑)
・・・と言うことで 始めます。
熱は 高い方から 低い方に
移動するんだったよね？？
前回 紹介した 伝導は
物質を通して 熱が伝わるんだけど
対流は 気体や液体を通して
熱が 移動します！
例えば・・・
対流型のストーブって 知ってる？
こんなやつ。
このストーブは
ファンヒーターみたいに
熱風が 出てないのに
部屋全体が 暖まるよね？
何故かと いうと・・・
対流を 利用してるんだ！
対流型ストーブなんだから
当然だよね(笑)
原理としては・・・
固体も 液体も 温められると
「上昇」して 逆に冷えると
「下降」するという
性質が あるんだけど
※対流のイメージ
ストーブで温めた 空気を「上昇」させ
その空気が 部屋の上にある
冷たい空気を「下降」させる
(押し下げる)ことで
室内の空気を 循環させます。
そして 段々と 部屋の温度が
循環され 暖かくなるのです(驚)
※ちなみに ストーブから出る熱は
次回に紹介する 放射です。
放射からの～
対流です(笑)
その他にも 液体を例に
対流を説明すると
ヤカンに入れた水を 温めるとき
まず ガスコンロの火で
ヤカンを温める(伝導)よね？
そして 温められた ヤカンの熱が
中の水に 伝わると・・・
ヤカンの中で 水が対流します！
(温められた水は 上昇し
冷たい水は 下降する)
この対流で 水が循環しながら
段々と 熱くなるのです！
伝導からの～
対流です(笑)
さあ！それでは 食品の品質と
対流の関係性に ついて書くよ！
やっぱり「熱」がテーマだけに
殺菌についての話に なるんだけど
食品工場では 一度に
何食分もの 食材を殺菌します！
と言っても
熱を加える 殺菌方法にも 色々あって
レトルト食品を 殺菌する
加圧式のレトルト殺菌や
※レトルト商品は 賞味期限が長いから
圧力を加えながら 高い温度で
殺菌する 必要があるんだ！
他には 大きな水槽に お湯を溜めて
その中に 食材を浸けることで
殺菌する 方法なんかもあります！
ちなみに 大きな水槽で
殺菌する場合は 溜めた水を 蒸気で
温めることが 一般的なんだけど
原理は 対流です！！
ただ・・・
大きな 水槽だけに
槽内の すべての場所が
同じ温度とは 限りません(涙)
温度管理の方法としては
水槽内に 温度センサーが付いていて
デジタルの数値として 温度が 分かる
仕組みに なっているんだけど
水槽が 大きければ 大きいほど
センサーで 感知する温度と
実温との温度差が
生じてしまう ことがあります・・・
この時に 対流についての
知識があると 1 番 温度条件が
悪い場所で 殺菌条件の
検証をすることが 出来るのです！
どう言うことか？というと
対流は 温度が高いところを
基点として
円と書くように 循環します！
なので 蒸気が出ている 場所から
1 番 遠い場所 2 点と 槽内の中心の
3 箇所の温度を 計ります！
こんな感じ★
※★の場所を計るよ！
※蒸気の出る場所が 工場によって
違うので すべての食品工場に
当てはまる訳では ありません(汗)
やっぱり！
温度が 1 番「低くなる」場所でも
ちゃんと 殺菌できているのか？を
確認していないと
しれないもんね(涙)
余談ですが 扇風機は
空気を循環させている だけなのに
何故？涼しいのか？というと
体の周りの熱を
風で 移動(対流)させて
冷やしてる からなんです(汗)
と言うことで
今回は ここで休憩にします。
それでは このテーマの最終話
お待ちしております！
まだまだ！
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