こんばんは!
今回は 食品会社で使用している
金属検出機について 解説します!
金属検出機は ほとんどの
食品工場で 使用されているんだよ!
それは何故か?
その答えは・・・
食品工場では 刃物や
機械の部品など たくさんの
金属が 使われているよね?
もしかしたら その金属が
破損する かもしれない・・・
そして 破損した金属が
食品に 異物として 混入してしまい
気付かずに あなたが
食べてしまうと 大怪我に
繋がってしまう かもしれない・・・
だから 金属検出機を使って
食品に金属が 混入していないか?
確認しているんだ!!
じゃあ どうやって
金属を 見つけるの??
不思議だよね~!
原理は こんな感じ!!
まず コイルと呼ばれる
銅線を 巻いたものに
電気を流し 磁界を発生させます。
コイルとはこれだ!
なんで 磁石じゃなく
コイルかって??
それは電気を 流したときだけ
そして 磁界とはこれだ!
磁石と砂鉄と アクリル板が
あったら 砂鉄を通じて
磁界が 見えるよ!!
理科の実験で やったよね?
話は 戻りますが
もしも金属が この磁界の中を
通ると 磁界が乱れます!
すると・・・
あっ!金属発見!!
ってなるんです!
この磁界は 金属検出機の
トンネル(商品が通るところ)の
中で 発生しているんだけど
いくつか 注意点があります・・・
まずは 磁束の向きです!
磁束:磁界の方向
金属検出機には
「同軸型」と「対向型」の
2 種類が あるんですが
この 2 つは 磁束の向きが 違います!
なので 金属の向きによって
検出感度が 違うんです・・・
って言っても どんな方向で
金属が 混入しているか?
わからないから 通す向きを
変えるぐらいしか できないけど・・・
そして 次の注意点は
トンネル内の 検出感度の違いです!
この感度を 踏まえた上で
テストピースを使って
動作確認をします。
あっ!テストピースは
僕らは この大きさの金属なら
発見できるよ!っていうことを
確認(テスト)するための
欠片(ピース)だ!
このときに 1 番感度が 低い場所で
テストピースを 発見できないと
ダメだよ!
ちなみに金属を 検出したら
こんな 画面になるよ!!
最後に 金属検出機は
商品の水分や 塩分
温度の 影響を受け
検出感度が 悪くなります・・・
何故かというと 水分や塩分が
電気の通りやすさに 影響を及ぼし
磁界を 乱すからです!
例えば冷凍状態で
金属検出機に 登録している商品を
溶けた状態で通すと
誤排斥 が多くなります。
これは 商品の表面に 付いている
結露水や 食材内部の水分が
磁界を乱す からなんだよ!
だから 水分や温度
(商品に含まれる 水分に影響)が
検出感度に 関係するんだ!!
あっ!それと さっきも言ったけど
塩分が多く 含まれている食品も
磁界を乱すから 注意してね!
全部が同じ 塩分濃度って
訳には いかないもんね(涙)
例えば 鮭が入った おにぎりとか・・・
どう?金属検出機も
結構 奥が深いでしょ(笑)??
僕らは 今回 紹介した
金属検出機の性質や 注意点を
考えながら 正確に金属が
見つけられるように
食品ごとに 設定を変えて
あなたの口から入る食品に
金属が入っていないか?を
毎日 確認しているんだよ!
し ・ か ・ も !
これに加えて X線異物検出機を
導入している 食品工場も 増えてきたよ!
すごい時代に なったよね!
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まだまだ!
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