ウェルシュ菌って何？

こんばんは！

微生物 (びせいぶつ) に ついての

記事が 続いていますが(汗)

今日は またまた マニアックな菌の

紹介をしたいと 思います！

その名も・・・

ウェルシュ菌！！

(Clostridium (クロストリジウム) Perfringens (パーフリンジェンス) )

この菌は 悪玉菌 (あくだまきん) とも 呼ばれていて

僕らの お腹 (なか) の中にも 居ます(汗)

オナラが 臭 (くさ) いと

ウェルシュ菌が 増えている・・・

そんな 確認の仕方 (しかた) も あります(笑)

・・・

冗談 (じょうだん) は さておき(笑)

この菌は 僕らのお腹の中 以外にも

動物の腸内 (ちょうない) や海、川 そして土壌 (どじょう) など

色んな所に 生息 (せいそく) しています(汗)

特徴 (とくちょう) としては 黄色 (おうしょく) ブドウ球菌 (きゅうきん) や

セレウス菌と同じく エンテロトキシン

という 毒素 (どくそ) を出します・・・

ただ 毒素は 熱に弱いので

加熱すると 簡単に無毒化 (むどくか) できるよ！

実は・・・

この菌の 危険きけん) なところは

毒素じゃ ないんです(汗)

みなさん！

熱を加えれば 食品は安全に

食べられると 思ってませんか？

ちょっと 待って下さい(汗)

ウェルシュ菌は このブログでも

紹介 (しょうかい) した ボツリヌス菌や

セレウス菌と 同じように

芽胞 (がほう) という バリアを作るんです(驚)

このバリアが 厄介 (やっかい) で 100 ℃で

1 時間 加熱しても 効きません(汗)

ってことは 加熱しても

死なないんです(驚)

ウェルシュ菌を 原因とする

食中毒で よく挙 (あ) げられるのが

カレーですが

カレーの中に 入っている肉や

野菜に付いている ウェルシュ菌が

加熱調理しても 死なずに残っていて

長時間放置 (ほうち) すると お鍋 (なべ) の中で

増えてしまうのです(汗)

以前投稿 (とうこう) した セレウス菌も

カレーに潜 (ひそ) んでいて 食中毒の原因に

なることがあると 書きましたが

セレウス菌は カレーの「ルー」

ウェルシュ菌は カレーの「具材 (ぐざい) 」に

潜んでいるんです・・・

しかも 両方とも 熱に強いから

ダブルパンチで 攻めてきます(汗)

カレーの中で どんな状況になると

ウェルシュ菌が 増えるのか？

については

セレウス菌と 同じメカニズムだから

詳しくは セレウス菌って何？を

読んでね！

そして・・・

もう一つ この菌の厄介な

特徴が あります(汗)

それは 増える速度が速い！

ということです・・・

以前 紹介した 腸炎 (ちょうえん) ビブリオは

微生物 最速で 8 分に 1 回

分裂 (ぶんれつ) すると 書きましたが

関連記事

微生物とは こんなヤツ！！増えかた

腸炎ビブリオって何？

ウェルシュ菌も 同じぐらいに速く

10 分に 1 回 分裂します(汗)

個人差はありますが ウェルシュ菌を

約 1,000 万個 以上、摂取 (せっしゅ) すると

食中毒になると 言われているので

1 つでも 菌が残っていると

約 4 時間後には 1,000 万 以上に

増えています(汗)

ってことは ウェルシュ菌が

増えやすい温度帯で 4 時間 以上

食材を放置すると・・・

アウト～！！

ちなみに 43 ～ 45 ℃付近の 温度帯 (おんどたい) で

よく増えるので 温めた料理が

冷めてきた ぐらいのときに

一気に 増えます・・・

夏は特に 冷えるまでの速度が

遅くなるので ヤバイです(汗)

それを 防ぐためにも

作った料理は 出来たすぐを食べ

翌日には 持ち越さない！ことが

大事です！！

持ち越すとしても 室温ではなく

すぐに 冷蔵庫に入れて下さい！

関連記事

ついに出た！！食中毒防止の三原則<増やさない>

ウェルシュ菌を 原因とする

食中毒は 1 ～ 2 日で 回復して

発熱や 嘔吐 (おうと) はなく

腹痛 (ふくつう) と 下痢 (げり) だけなので

症状 (しょうじょう) としては

そんなに重くないですが

だからと言って 食中毒には

なりたくないよね(涙)

あなたの家には 室温で放置されている

食材なんて ありませんよね？？

冬でも 暖房 (だんぼう) が効いている

部屋は 要注意だよ！！

まだまだ！

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